株式会社パールトーン京都本店、本店長として、近畿・中国・四国地方の小売店様の営業担当をしています。
最近は小売店様と一緒に消費者様に向けて、きもののクリニックや相談会を開催し、着物の相談師として消費者様との接点を持つ機会が主流となりつつあります。
写真:本社社屋をバックに立っている加藤雅一さんと、岡村尚彦営業部統括部長
就職活動をするとき、販売よりもお客様に喜んでいただける仕事は何かないだろうか?と考えている中で、パールトーンという会社を学校の求人情報で見つけました。
地元の会社ということと、祖母が和裁の先生をしていたせいか、小さい頃から着物はよく目にしており、親近感もあったのだと思います。
それと、これは入社してから気づいた事なのですが、祖父は木工所で色々なものを作っており、それが帯締めの組み紐の台だったり、着物や帯を織る木製織機の部品だったのを知ったときは、感慨深いものがありました。
消費者様に喜んでいただけることです。
染み抜きやクリーニング、パールトーン加工の依頼で消費者様から直接着物や帯をお預かりするとき、必ずと言っていいほど「お願いします」や「ありがとう」と言われます。
平成8年に入社してから今までこの仕事を続けてこられたのも、消費者様からのこういった励みとなる言葉のおかげです。なかでも一番印象に残っているのは、お母様に買ってもらった思い出の着物を染め替えて消費者様に直にお渡しする機会があり、その時消費者様が私に抱きついて泣いて喜んで頂いたことです。本当に抱きつかれたんですよ!
お客様の思いを形にできて本当に嬉しかったです。